次世代の消臭へ

悪臭防止法アンケート調査

【悪臭防止法】という法律規制があることをしっていますか?|知ってる53% 知らない47%回答結果を地域別で見ますと、工業系地域の住民の方は67%が【知っている】と回答され、市街化調整区域の住民の方で65%、逆に商業系地域の住民の方では46%に留まり、住宅街地域の住民の方では28%にまで下がる結果でした。更に【知っている】と回答された方でも「法律の存在は知っている」または過去に「何となく聞いたことがある」といった方が殆どで、その法律の具体的中身や政府の指定する22臭気までの認識はありませんでした。また事業所の方への質問「悪臭対策はされてますか?」の問いに対しては45%の事業所の方が【実施していない】という回答結果に至りました。このように全体を通し過半数の方が【知っている】と回答をいただけたものの、[悪臭防止法]とは、まだまだ認知の低い規制法といえます。且つその規制の対象となる事業所側の半数近くが、将来的な対応は考えられているものの、現状は【未対応】の実態となっております。このことから、現状では、悪臭防止法とは有事となる悪臭を発生させてしまった時、及び悪臭を直接的に被害として被った時にのみ認識や対応が高まるだろうと判断できます。

これまでとこれから

昭和46年6月の悪臭防止法の施行以来、悪臭の苦情は急増の一途を辿り、これまでに全国の各自治体に寄せられた苦情は数万件にのぼり、公害の苦情では【騒音】を抜き最も多く寄せられている現状です。これは騒音公害以上に個人差の大きい感覚公害といえます。当時の現行法による【8物質】の規制では悪臭の問題は殆ど解決できず、使い易く効果的な脱臭剤並びに脱臭手法が要望されている実情でありました。法律で悪臭が【公害】と認定されてから今日まで、臭気公害の対象は≪22臭気≫にまでに及び不快の定義そしてその数値化が困難とされていた中、技術的変更(三点比較式臭袋法)による計量証明となったのです。
タイヤ集積場また、平成8年4月より施行されている改正悪臭防止法で「臭気指数」が導入され、初めて複合臭気も加わりました。しかし、単一臭気を特定物質で相殺する技法を脱臭技術の主力とし、脱臭剤の開発を怠ってきた現状では本法律を網羅できる脱臭剤及び脱臭手法は皆無といっても過言ではありません。そんな中、平成12年5月の悪臭防止法の一部改正の折、”事業場の事故により発生する悪臭”への対応の強化が盛り込まれ、一例では「タイヤ集積場の火災」等々がその対象となっています。
火災を発生させてしまった過失や損失だけに終わることなく、事故により周辺環境へ悪臭を放ってしまった責任をも問われる時代です。
故にGODAI-GROUP 五代化学は次なる消臭に対応すべく脱臭剤を提案していくのです。時代は【臭うので使う消臭時代から臭いに備える消臭時代へ】。前述のタイヤ集積場は決してその例外ではありません、各事業所には消防法より消火器の設置が義務付けられていることと同様に、悪臭防止法を基に「脱臭剤の設置」 <有事の悪臭に備える脱臭>が義務付けられる。そんな時代はすぐそこまで来ているのかもしれません。
そこで悪臭公害防止のため、人と自然環境にやさしい脱臭剤として開発されたのが【マジカル】です。硫酸ナトリウム・硫酸アルミニウム・硫酸カリウム・界面活性剤等、31種類の化学薬品中に含まれる軽金属イオンの化学反応を効果的に活用し、無毒性物質【商品/マジカル】に変化させたものです。従来の消臭剤が、”脱臭”よりも”芳香”により臭いを包み隠す”マスキング”を主体としていたのに対し、マジカルは酸性臭・アルカリ性臭を問わない悪臭発生源の”臭気分解”を目的とし、不快な臭気を直ちに【無臭性物質】に変化させる技術を秘めた商品なのです。

≪提案≫次なる脱臭剤の”必要性”

  • 消火器■単独消臭剤~タイアップ消臭剤 【脱臭機能系消火器】
  • ■工業系悪臭に備える脱臭概念、設置型脱臭剤への本格参入
  • ■放射性物質(放射能)の飛散防止 究極の脱臭剤※本剤マジカルの更なる驚異とは?現在、このマジカルは大学の研究開発により放射能60%カットに成功しております。(研究中)
  • ■ペット霊園等での火葬時・埋葬時の異臭カット剤への進化等々 GODAI-GROUP 五代化学は次なる脱臭段階にステージを移し今後も提案していきます。

悪臭防止法による22臭気規制

悪臭防止法では下記の22物質を【特定悪臭物質】と指定し、工場並びに事業場からの排出規制を設けております。

悪臭物質 臭気系統 主な発生源
アンモニア し尿臭 し尿処理場、畜産事業場、化製場等
メチルメルカプタン 腐った玉葱臭 パルプ製造工場、化製場、し尿処理場等
硫化水素 腐った卵臭 畜産事業場、下水処理場、し尿処理場等
トリメチルアミン 腐った魚臭 水産缶詰製造工場、魚腸骨処理場等
アセドアルデヒド 刺激的な青ぐさい催涙性臭 化学工場、タバコ製造工場等
イソブタノール 刺激的な焦げ臭い発酵臭 塗装工程を有する事業場等
硫化メチル 腐ったキャベツ臭 パルプ製造工場、化製場、し尿処理場等
二硫化メチル
スチレン 都市ガス臭 化学工場、FRP製品製造工場等
キシレン ガソリン臭 塗装工程及び印刷工程を有する事業場等
トルエン 繊維工場、金属製品製造工場等 刺激的なシンナー臭
酢酸エチル
メチルイソブチルケトン
プロピオンアルデヒド 刺激的な甘酸っぱい焦げた臭い 焼き付け塗装工程を有する事業場等
イソブチルアルデヒド
ノルマルブチルアルデヒド
ノルマルバレルアルデヒド 甘酸っぱいむせる焦げた臭い 油脂系食料品製造工場等
イソバレルアルデヒド
プロピオン酸 刺激的な酸っぱい臭い 染色工場、澱粉工場
ノルマル酪酸 汗・体臭 畜産事業場、澱粉工場、化製場等
ノルマル吉草酸
イソ吉草酸

■ 臭気指数
「臭気指数」とは? ・・・・・・ 臭いの強さを表す数値
単一臭気となる【特定悪臭物質】の濃度は測定できますが、悪臭を発生させる物質は年々増加し、【特定悪臭物質】の濃度測定だけでは限界があります。そこで複合臭気となる濃度測定を人の感覚に近い評価方法とし【臭気指数】による規制方法を導入しています。一般的に「畜産業」や「化学工場」などの製造業には【特定悪臭物質】による濃度測定を実施し、飲食店など都市型のサービス業の規制には【臭気指数】による濃度測定が有効です。この【臭気指数】による測定方法とは、臭いのついた空気や水を用い、臭いが感じられなくなるまで無臭空気(無臭水)で薄めた時の希釈倍数(臭気濃度)を求め、その常用対数を10倍にした数値で表します。
臭気指数 = 10 × Log ( 臭気濃度 )

悪臭防止法

悪臭防止法 (昭和四十六年六月一日法律第九十一号) 最終改正:平成一二年五月一七日法律第六十五号 第一章 総則

(目的)
第一条 この法律は、工場その他の事業等における事業活動に伴って発生する悪臭について必要な規制を行い、その他悪臭防止対策を推進することにより、生活環境を保全し、国民の健康の保護を目的とする。
(定義)
第二条 この法律において「特定悪臭物質」とは、アンモニア、メルチルカプタンその他の不快なにおいの原因となり、生活環境を損なうおそれのある物質であって政令で定めるものをいう。この法律において「臭気指数」とは、気体又は水に係る悪臭の程度に関する値であって、環境省令で定めるところにより、人間の嗅覚でその臭気を感知することができなくなるまで気体又は水の希釈をした場合におけるその希釈の倍数を基礎として算定されるものをいう。

magical_banner_l

Top